2009年6月16日火曜日

インフルエンザ感染者数はなぜ累計?

 今日、愛媛でも新型インフルエンザの感染が確認され、とうとう全国で639人にも達してしまいました。6月11日には、WHOが警戒レベルを最高のフェーズ6に引き上げ、世界的な大流行の発生を宣言していました。とうとう感染が全世界的に広まってしまいました。でも、この論理、なんかおかしくないですか?
 
 インフルエンザの感染者数は、決して減ることはありません。累計で発表しているんです。一度、感染してしまえば、いつまでたっても感染者であることには変わりありません。では、今の時点で新型インフルエンザに感染し、発病している人はどれくらいいるのでしょうか? インフルエンザが流行しているかどうかは、現時点で発病しているかどうかで判断しないとおかしくないでしょうか? 累計のカウントだったら、季節性のインフルエンザの方が圧倒的に多いはずでは?
 
 新型インフルエンザがこれだけ警戒されている理由は、①まだ不明点が多いこと、②インフルエンザが遺伝子変化が多く、その脅威が変化しやすいこと、③新型インフルエンザに有効なワクチンが十分準備されていないこと、④新型インフルエンザに耐性を持っている人が少ないと推測されていることに起因していると考えます。そのことは自分でも理解しているつもりですが、今のマスコミ報道やWHOの対応は、あまりにリスクを煽りすぎではないでしょうか? 警戒を促すことは必要です。でも、そのやり方は決して正しい情報を伝えているとは思えません。

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