2009年3月31日火曜日

GMはどこへ行く?

 せっかく世界経済に立ち直りの兆しが出ていたのに、またもGMに破綻の危機にさらされ、株価が一気にダウンしてしまいました。アメリカ議会は、GMに公的資金注入の条件として、経営陣への退陣を迫ったのです。一見すると当たり前の処置のような気もするのですが、このやり方には合理性を感じません。経営陣を退陣させればGMは回復できるのでしょうか?

 結論から言うと、アメリカは議会が口を出しすぎではないでしょうか? GMの再建計画に関してGMを信用できないのなら、外部の専門家を使って検討すべき。信用できるのなら、GMが出してきた再建計画を承認すべきでしょう。再建計画を出させておいて信用はせず、経営陣の退陣を迫るのは晒し者にしているだけでしょう。これが原因で世界経済が再び失速するわけですから、文句も言いたくもなります。

 GMの再建に関して外部専門家チームの設置をお願いします。議会や専門家の集団ではありません。税金の使い道として監視するのは当然のことかもしれませんが、専門性がない。これでは再建できるものもできなくなってしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿