2011年1月17日月曜日

党派を超えて意見の集約が図れるのか?

 与謝野氏の入閣にびっくりしています。立ち上がれ日本を作った時には、さんざん民主党を打倒するような発言を繰り返していたのに、今になって先の参議院選挙でその目的は達成されたとはね。打倒民主党の目的が果されたかどうかは別にして、今日のNHKのインタービューに対し、与謝野氏は「私の政治生命をかけて…」と最後の奉公と考えているようであります。よほど体調が悪いのでしょうか? 残された時間が少ないと感じた時には、小さなこだわりは捨てて、志のために仕事をしたいのだと捉えました。最近では、このような政治家は希ですね。
 
 でも、与謝野氏の志は民主党の先生方に理解されるのでしょうか? 与謝野氏は増税派・財政再建重視、民主党のマニフェストとは180度逆です。与謝野氏の考え方は自分としては理解できたとしても、与党内で統一見解になるとはとても思えません。自民党の先生方は果して賛同するのでありましょうか? 考え方は自民党の一部に考え方が近い人がいるはずですが、与党の意見においそれと賛成してくれるとはちょっと考えにくいのであります。
 
 問題は志が通じるのかです。志が高ければ党派、利害関係を超えて理解を得られる場合もある。幕末の動乱期、坂本龍馬が志でもって敵とも意見の一致を図りました。思うに与謝野氏は、坂本龍馬のような心境なのでしょう。これが最後の大仕事とばかりに。もはや入閣の是非について問うことはしません。志を果されんことを望むだけであります。
 

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